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現実を直視し立ち向かうしかない

また職員の退職が決まった。
この一年間特に退職者を出さないことが既に手段から目的と捉えていた気持ちもあったため、非常に複雑な心境である。そしてなぜ手段から目的に向かっていたかというと、いわゆる「連鎖反応」が最近頻繁に発生していたからである。つまり一人の退職者がでるとずるずる数人規模の退職者に拡大していく傾向である。
そんな中で連鎖反応が一番心配された職員と話をした。当然本人自身かなりショックだったようだ。色々話す中で「気持ちはもう切れてしまったか?」と聞いたとき「いまはまだ頑張ろうと思います」と前を向いて答えてくれた。なぜだか妙にほっとした気持ちで一杯だった。
そしてそんな彼の気持ちを大事に考えると、退職者を出さないことはやはり一つの手段でしかないのだ。矛盾するようだが、目的は職員の幸せになる環境を創ることであって、会社に希望や夢があれば、最後は現実を直視してそれでも立ち向かっていこう!という一言で引っ張っていくことが可能である。そして今まさに会社に夢や希望、展望が職員一同で共有できていないので、どうしてもモチベーションの低下を招きやすい状況にしている。自分も今の現実を直視し、そして立ち向かうしかない。過去は過去でしかなく、今をそして未来を代える良き材料になることはあっても、過去そのものは一切代えることは出来ない。こうだったらいいな・・・ではなくありのままの現実をしっかり受け止め、だからこそ未来に向かって迅速にてを打っていかなければならない。
そのための次の打ち手がなんなのか???
いずれにしても今週は退職した人との面談も勿論、その方が所属する2つのセクションと今後について打ち合わせをする必要がある。そして別のセクションとも先週の打ち合わせを今週にずらしている。人が辞めたというこの厳しい現実の中での話になるので、これはかなりシビアな形になるだろう。これこそ辞めていなければ・・・なんて考えても始まらず、今の現実からどうやって連鎖反応を断ち切り、できればこの現実を良い方向転換への起爆剤に持っていけないか、先週来ずっと悩んでいる・・・・・・・・・・・・


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響(きょう)

2005年の私の記事を読みなおしていて、
K2さんとのお付き合いは、そんな昔からだったかと、
驚きながら、今晩、おうかがいしました。

記事、拝読しまして、思うことは、
会社が社員の夢や希望を提供することはもちろん大切ですが、
社員の夢を率直に語ってもらって、
それらの夢をかなえられる目標を会社が見いだせれば、
社員のヤル気も責任感も大きくなるのでは、
ということでした。

もちろん、今まで会社の方針で働いてきた人が、
いきなり自分の夢とは何かと聞かれても答えられないかもしれませんし、
ましてや、それが同僚たちに受け入れられるとは想像できないかもしれません。
会社も、社員の夢に応えて活動する場とするには、
困難が多いと思います。

でも、「君自身の夢を会社がかなえるとするなら、君は何を望むか?」
という質問は、自発性と自尊心にうったえかけられるものと思います。

的外れなコメントでしたらすみません。
お久しぶりでした。
by 響(きょう) (2008-04-16 00:50) 

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