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現実を直視し立ち向かうしかない

また職員の退職が決まった。
この一年間特に退職者を出さないことが既に手段から目的と捉えていた気持ちもあったため、非常に複雑な心境である。そしてなぜ手段から目的に向かっていたかというと、いわゆる「連鎖反応」が最近頻繁に発生していたからである。つまり一人の退職者がでるとずるずる数人規模の退職者に拡大していく傾向である。
そんな中で連鎖反応が一番心配された職員と話をした。当然本人自身かなりショックだったようだ。色々話す中で「気持ちはもう切れてしまったか?」と聞いたとき「いまはまだ頑張ろうと思います」と前を向いて答えてくれた。なぜだか妙にほっとした気持ちで一杯だった。
そしてそんな彼の気持ちを大事に考えると、退職者を出さないことはやはり一つの手段でしかないのだ。矛盾するようだが、目的は職員の幸せになる環境を創ることであって、会社に希望や夢があれば、最後は現実を直視してそれでも立ち向かっていこう!という一言で引っ張っていくことが可能である。そして今まさに会社に夢や希望、展望が職員一同で共有できていないので、どうしてもモチベーションの低下を招きやすい状況にしている。自分も今の現実を直視し、そして立ち向かうしかない。過去は過去でしかなく、今をそして未来を代える良き材料になることはあっても、過去そのものは一切代えることは出来ない。こうだったらいいな・・・ではなくありのままの現実をしっかり受け止め、だからこそ未来に向かって迅速にてを打っていかなければならない。
そのための次の打ち手がなんなのか???
いずれにしても今週は退職した人との面談も勿論、その方が所属する2つのセクションと今後について打ち合わせをする必要がある。そして別のセクションとも先週の打ち合わせを今週にずらしている。人が辞めたというこの厳しい現実の中での話になるので、これはかなりシビアな形になるだろう。これこそ辞めていなければ・・・なんて考えても始まらず、今の現実からどうやって連鎖反応を断ち切り、できればこの現実を良い方向転換への起爆剤に持っていけないか、先週来ずっと悩んでいる・・・・・・・・・・・・


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前線と司令部

最近随所で報告・連絡関係そしてそれに伴う指示が滞ることに寄る弊害が生じている。
そして自分はまさにその前線と司令部との間を行ったり来たりしているので、そのことが如何に大きな問題を発生させているのかよく分かる。そして今の経営者も特にその問題を最重要課題にしていたっけ・・・
今もとある決定事項を連絡待っているが結局なしのつぶて状態。最前線でその情報による次なる展開を心待ちにしている部隊が居るが、大きな意志決定情報が流れてこないので対処の仕様もない。
ある情報に対する価値観は本当にポジションポジションによって大きく異なる。当たり前のことなのかもしれないが、そのことが最近とみに肌で感じるケースがある。
ある者にとっては単なる組織上の問題(ペーパー上)かもしれないが、そのことによってある者にとっては生活上の問題が発生したり、ある者にとっては全く自分の意に添わない仕事に関わらざる得なくなる。生き死にに関わるのである・・・
経営のプロや企画・コンサルタント屋さんてきにはそんなこと当たり前なのかもしれないが、どうにもまだ自分には腑に落ちない部分がある。それが何なのか、自分の求める理想の姿が何なのか、そして・・・
まずは前線と司令部の連携から考えていきたい。


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天地自然の理に生きよう

そう言えば昨晩は久しぶりに泥のように眠ってしまった・・・
ここ最近赤子の影響も勿論あるが、何か夜は眠りが浅く、色々考えてしまう事が多かったが、なんと12時間近くも眠ってしまった。
昨日久しぶりに言った古本屋で船井幸雄の「上に立つ者の人間学」と言う本を買った。何となくコンサルタントの大家として著名な方だけにお名前だけは知っていたが、実際に本を手にしたのは初めてだ。
まだ全部読んだ訳ではないが、その中で船井さんが経営コンサルタントとして失敗しないコツについて書いてある部分があった。
それ曰わく下記4つの質問を行い、全てイエスかどうかで判断するとのこと。
1:「あなたはご相談されることを感情的に見て、やりたいのですか、やりたくないのですか」
2:「そのやりたいことに自信がおありになるのですか」
3:「それをやることで、あなたやあなたの部下の方が、ネアカになりますか?」
4:「万が一、失敗したときは、他人に迷惑をかけず、あなたの責任で終戦処理をなさいますね」
うーーん、これは素晴らしい質問だと思う。自分の思ったことを述べよう。
1:については、当たり前のようだが、実は結構奥深い質問だ。この中で”感情的に見て”がキーワードだと思う。よく”論理的”にはすべきことかもしれないが、”感情的”には出来ないことが間々ある・・・昨日のブログもそうだが、例え赤字部門でありそれを選択と集中の中で撤退すべきかもしれないがそれが創業時の部門であったならば、感情的にはどうなのだろうか?また逆に自分がこの会社に移ってみたいと考えたとき、論理的に見たら明日の心配が比較的小さい大きな会社に残っていた方が良いに違いないのだが、これはもう感情的に「何か試してみたい!」という自分の感情的な気持ち以外のなにものでもない。
2:についてもまさに正論。今も自信があるかと問われると無いが、でも絶対出来るという自信がある。とても自己矛盾していることが分かっているが、自分に自信がないことをやることは出来るはずがない。
3:これは少し意外な感じがするが、今を思えば当たり前なのかもしれない。別に自分のためにやるわけではない。単純な話大リストラし資本のしっかりした会社に提携打診でもしてしまえば、大きな意味では会社を救うことになるし、下手すればそのご自分も良いポジションについてハッピーなんてケースもあるかもしれない。しかしそのようなことでどれだけの関係者が”ネアカ”になるのだろうか?これが幸せとか楽になるとかと書いていないところがにくい。”ネアカ”になるには心の底からそして関係者全員がなんとなくうきうきする気持ちにならなければ、組織としてネアカになることはないと思う。つまりネアカになるような状況を作ると言うことはみんなが楽しめる”祭り”のような雰囲気を作ることであり、そこにはみんなの気持ちが一つになることが大前提であろう。そうしたことを考えているのかどうか突き詰められていると思う。
そして4:。これは一番重要な部分だ。そして自分が今までおざなりにしていた部分でもある。
今自分が経営コンサルタントとしての立場なのか経営者なのか分からないが、とにかくこの4:をどれだけ自分の腹に落とし込み、そして出来るだけの器量があるかどうかを試す場であることは間違いない。そしてこの本を手にする前にこのことを厳しく指摘してくれた人のことを思い出す。きっとこの厳しい指摘がまた自分にとってあらたな第一歩を踏み出すきっかけになっていることは間違いない。そしてさらにこの4:の重要性。
今一方で自分の中で4:をきちんと整理しつつ、もう一方で常に4:を想定して「如何に自分はあるべきか」を問い続けている。そしてそれこそが自分にとって今やりたいことなのだと思う。
最後にちょっと引用して終わりにしたい。
「なぜなら、この四つの質問は、人間にとってもっとも大事なこと、すなわち体質に合うことを勧め、合わないことは勧めないからである。自分に合うことをやるというのがもっとも天地自然の理にかなっているからなのだと言っておきたい。それを一つ一つ考えてみよう。」


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失望と手応えと・・・・

5月2日に月例会を行った。
考えてみると、4月2日に新体制と新年度計画を発表して、ちょうど1ヶ月が過ぎたことになる。
月例会の前日に4月度の受注を締めてみたが、分かってはいたが厳しいものだった。数字上はかろうじて前年実績を上回ったが、実力としては前年に対して約2割減である・・・
昨日さんざんだったH18年度の4~6月期の受注状況と今年度4月期の受注状況を検討してみた。
そうすると問題点は色々あるが、最大のものはある分野の受注が著しくダウンしていることだ。そしてダウンしているのみならず以前担当者からヒアリングした記憶を思い出すと、今後も全く展望が無い分野である・・・
”勿論この分野からの撤退も視野に入れるべきなのだろうが、しかしそれはやるべき事をやってからの判断でなければならない。そもそもこの会社に来たとき現有人員で赤字を黒字にと、つまり今の職員・営業分野を減らすことなく、運営していこうと決めた。なぜならこの会社では組織内のごたごたから離職率が高く、完全に職員が疲弊仕切っていたので、まずは誰一人もう辞めさせないし辞めない風土を作ろうという雰囲気が大事だと思ったからだ。そしてそれはそのまま営業分野についても絞り込みが出来ない状況を引きずっている。
理論的には絞り込みを行うのが大事だというのはよく分かる。外部のアドバイスなどでもそう言う風に言ってくれる人もいる。しかし本当にそうか???比較的労働集約型の事業の会社で、単純に理論を持ち出して結論づけようとして良いのか??何よりも大事なのは「人間力」、つまり人が活き活きと仕事ができる環境を創ることが一番先決ではないのか?組織として連携をしろという前に、まずは人と人とが信頼関係を持って話すことが出来る雰囲気が必要なのではないか?”
そんなことを考えながらもう一度この4月の受注を振り返ってみた。
いやいやだめなことばかりじゃない。それこそ数字には見えていない部分で成果が出ているではないか!
今思い出しても1月に社長に呼ばれて新年の挨拶(通称全体会)に参加した。1月という事もあって外は薄暗く、そしてなによりもそれ以上にそこに参加している職員のうつろな顔が忘れられない。誰も話している人の顔を見ようともしないし、ほとんどがうつむいていて全く関心を示していない。その時も色々と話そうかと考えていたが、結局当たり障りのない一言をしゃべって終わった。
月例会を毎月定期にしてこの5月の開催で2回目(1回目は4月の新年度計画発表)。確かにまだまだ雰囲気は暗いが、多少なりとも反応を示す職員がでてきた。ちまたではGW中だが、なんと別の分野の職員だが3人ほど集まって今後の方針について打ち合わせをしていた。1時間ほど簡単に他社の事例などについて説明などしたが、彼らが自主的に集まり、何を考えたかの結果より「何か考えよう!」と動き始めていることが何よりもうれしかった。考えてみたら自分もここ数年、休日出勤することは多々あれど、ほとんど一人でいることばかりであったので、彼らが一人ではなく仲間で打ち合わせしていることに心強く思った。
そういう風に考えていくと、今まで味わうことの出来なかった色々なことがよみがえってきた。
私が来たことで職場の雰囲気が変わったと言ってくれた人。もう辞めようと思っていたのにもう一度やってみようと思ったと言うことを話しかけてきた人。月例会良かったです、なんだかやる気がでてきましたと言ってきた人。そして最初に問題にした分野の職員から今後の受注についてどうしようかと相談が来たこと・・・
まだ結果としてはでてきていないが何かが動き始めたに違いない。そして経営することとは決して投げないこと、あきらめないことに違いない。自分の力がないから・・・役員として仕事を果たしていないのは申し訳ない・・・お前らがきちんと仕事をしていないからだ・・・などと泣き言を言う前に、誰よりも前向きで誰よりもあきらめ悪くそして誰よりも忍耐強く、全ての現状を受け入れ、そして同時に全ての批判を受け入れ他の職員の矢面に立つ事だけなのだろう。
そう考えるとなんだか手応え感もでてきたような”気”がする・・・そうまだ気持ちだけではあるが・・・・・・・・・


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追いつめられる・・・

4月ももう残すところ1週間である。
先日は会社の営業会議であったが、4月は予想以上に苦戦している。
落ちた落ちたとすったもんだした昨年実績よりも大幅に下回りそうである。
多少選別受注を進めた影響や、なによりも営業施策のてこ入れより社内の組織風土改革を優先した結果とはいえ、暗澹たるスタートとなってしまった。

なんだかあっという間のような、とても長く長く重苦しかったような、毎日事件の連続だったような、ほんとうにばたばたした1ヶ月だった。思い起こせば1ヶ月前の25日、まだ自分の中でもふらふらしている中で今後の事業計画について相談していた最中に、病気の社長が突然出社し、「自分の体も会社も状況はどうしようもない。とにかく好きなようにやってみてくれ」と投げられた日だ。あれから一ヶ月しか経っていないかと思うと、とても不思議な感じがする。

社内の風土改革は少しづつ動き始めたようだ。
何よりも社内での職員同士の会話が圧倒的に増えたし、その中身も業務に関する打ち合わせ事項が増えているようだ。また、問題発生の警鐘が早く出されるようになり、そのため朝令暮改になってしまう面もあるが・・・、迅速なフォローにつながるケースも出始めている。こうした早い段階からの自らの組織内の問題について意見を述べてくるケースは、同僚曰わく今まででは考えられなかったとのこと。これは勝手な創造だが、すこし雰囲気が明るくなった気がする・・・

彼らが少しずつ変わっていく姿を見れば見るほど、その後の成果(もちろん営業的に)まできちんと達成できる組織にステップアップせねばと思う。一歩自分の足が立ち止まればその分だけ会社は停滞していると言っても過言ではない。特に営業部分は大きな改革が必要だと感じている。そう、4月の営業成績が如実のその事実を自分に突きつけている・・・・・

一つの仕事をじっくりやることも大事。今ようやく自分が社内調整弁になることで、業務運営部分はかなり活性化されてきた。この部分もう少してこ入れしたいという気持ちも山々だが、そろそろ自分のウェイトを業務から営業へシフトしていく必要があるのだろう。上手く行き始めた仕事は楽しいが、しかし自分が請け負っているのはあくまで全社という規模。業務運営が円滑に行くようになっても営業高がなければ何も意味がない。と、これはあくまで自分に言い聞かせてみた部分だ。しかし落ちるところまで落ちたものだ・・・・・


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背水の陣を構える

どうやら自分には常に天命のように大きな突風が吹き荒れるらしい。
今までの10数年の会社人生の中で、自分から大いに選択したということよりも、何故か突風のように吹き荒れる状況の中で、ある種その突風に流されるがまま、そしてある種その突風がきっかけとなって次の新しいところにステップアップしているような、そんな不思議なことの連続だった。そしてその中でも6年前に当地へ転勤になったことはとてもとても大きな突風だった・・・そしてその中で背水の陣を構えなければならない事態が幾度も発生した年でもあった。

そしてどうやら今年はついにその大転機の年を迎えたらしい。
今までは子会社に出向したことが大きな転機だと思っていたが、どうやらそれではなく、今年のようだ。
ちょうど自分の人生を振り返っても、だいたい5~6年ごとに生活の場所から含めて大きく変化しているタイミングにも一致する。

子会社選択はけして個人的には追いつめられた状況でもなんでもなく、全くフリーに自分の選択で選んだ。
しかし今年に限っては、年明けの直前の12月後半頃から、大きな風が吹き初め、1月頃から突風のごとく自分の周りに降り注いでいる。それこそ周りの人間も巻き込みながら大きなうねりを感じている。そしてあらゆるケースに対して自分がかなり追いつめられその都度背水の陣を構えて望まざるえない状況に追い込まれている。

4月には落ち着くかと思いきや、さに非ず、ますます自分を追い込むがごとく吹き荒れている。
元旦にもいみじくもこの一年が自分にとってとてつもなく大きな年になるに違いないと感じていたのだが、やはり間違いなかったようだ。

そして今感じるのは前回の時はその突風の最中、選択としても流されるままであったのだが、ようやくこの年を迎えるに当たって、この突風を正面から迎え撃つだけの気持ちをもてるようになったし、かつ選択も自らの意志で出来る自信を持てるようになった。
おそらく当地に来て子会社に出向を決断し、そしてそのなかで自分の思い通りにならない経験を幾度と無くすることが、かなり自分を気づかないうちに鍛えていたらしい。そして・・・

ここ2週間かそこらの一連の状況は、さらに自分を試すようなことばかりであった。
そして繰り返しになるがそれは終わりではなく今年のまだ序章の一部に過ぎない。
今年はまだ始まったばかりだ・・・・・来年の正月はきっと気持ちよく迎えることを信じて・・・・・



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まさにこの瞬間のための修行だったのだ

これはカルロスゴーンが日産に赴任した際の一言らしい。

『今までやってきたことは全てまさにこの瞬間のための修行だったのだ。会社再建、組織再編とリストラ、社員の意識と行動の変革、二つの企業文化の融合と異文化マネジメント。規模は小さかったとはいえ、どれもこれもやってきたことだ』・・・ルネッサンスより

それこと規模は雲泥のごとく小さいが、今までの修行を生かして来年はその集大成を行おうとしている。いよいよマネジメント業務を行うのである。いままで個別の業務として係わってきたことをついに総合的に行うことになる。ただし、現職の社長にはそのまま残っていただくため、あくまでNo2的なポジションである。これもまた集大成の勉強と捉えると非常に恵まれた立場だと思う。なぜなら、本当にトップになってしまえば、おそらく「資金(つまり銀行)」関係などで多くの時間を割く必要がでてしまであろうが、この場合だと業務分担として社長の一部を(つまりやりやすい部分)引き受ける形になる。だからまず得意分野で勝負か可能だ。ただ、その場合の弊害は自分一人で決定できないことが多い点だろう。それだけ社長や上役の方々との意志疎通も欠かせない。

ここ2週間くらいで一気にある程度の計画概要を作成した。先週末の営業会議ではかなり自分の提言が生かされているのを感じた。それは社長からの通達事項もそうであったが、それ以上に今までの社員からの発言や提案部分に以前から口すっぱく提言していたことが含まれだしたことだ。

結局マネジメントでは

・危機感の共有(これは経営層と従業員間は勿論、各セクションの従業員間でも”同じように”共有する必要がある。これが往々にして違い、究極自分は正しく他社が間違っているとなっている・・・)

・コミュニケーションの活性化(これも上記同様、経営層と従業員間でまず双方向コミュニケーションがとれていることはない。経営層が望んでいても、従業員間ではその活用を正しく理解し切れていないケースが多い。そのためにも経営層がもっと積極的に声かけする必要がある。そして究極従業員間もほとんどコミュニケーションが無くセクショナリズムかしている・・・)

・人材を公平に取り扱う(チャンスは当然全員に与え、貢献度は成果(定量)だけでなくきちんと貢献度(定性)部分も評価する。案外成果主義と言いつつ、きちんと貢献度を評価できていないケースが多い、そして結果的にモチベーションを下げることにつながっている・・・)

・優先順位の決定(計画、そして実行、そしてその確認。また実施に即しては責任系統を確立する。責任があるようでなく、責任がないようである、こういう雰囲気が一番まずい。何かを行う場合は自分自身は何処の部分に責任を持っているか、そして全体としての責任は何かなど分かるようにしておきたい・・)

などなど、日産のような大きな会社でも、以前の中規模の会社でも、今回のような小規模な会社でも、何処でも変わらないことがよく分かった。問題の要因に複雑な要素が追加されるぐらいで根本は何も変わらない。

しかし今回はとにかく自分自身で現場業務を行える環境にないため、そこが非常に辛い。今まではほ自分で立案し自分で現場作業から行うケースが多かったし、時間配分も単に自分が土日もで夜中までやりで済んでいただけに、自分が出来ないことを人に指示するのはなかなか頭が痛い・・・これもおそらく自分一人でやるな、みんなを巻き込む仕掛けを考えろと言う最後の試練なんだと思って頑張ろう。

 

 


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何故企業は利益を上げることが重要なのか

またまたカルロスゴーンから指摘である。

日産が競争力を失った原因を述べる際にこんなことを言ったようだ。

『何故利益を上げることが重要なのか。その意味を誰にも分からせる必要があります。・・・・・・・・・・社内に自由な企業家精神をもたらすためです。利益を資源として使って投資し、夢や目的を達成するためなのです。

各部門が横断的に活動していないことも問題です。・・・・・・人々を一緒に働かせその機能をクロスさせることが必要です。

戦略をトップが知っているだけでなく、従業員と分かち合うことも大事です・・』

などなど。

カルロスゴーンの日産改革には大企業改革のイメージを持っていたが、最近こうした当初の彼の発言を拾っていくと、どんな規模の企業にもあてはまることであるとしみじみ思う。

 

どんな小さい会社でも「前はこうだった・・・」なんて話がでてくる。しかし大事なのは今の(次から次へととてつもなく早いスピードで変わる)状況の変化に、如何に対応していくかなのだろう。その際前は・・・なんてことで思考停止するのではなく「今どうしたいか・・」から考える発想が必要なのだろうと思う。

最初の話に戻るが、企業が何故利益を上げるのか?何故頑張ろうというのか?その理由が今はっきりした気がする。


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窮すれば通じない・・・

2月12日の日経新聞に表題のようなコラムがあった。

一般的に「窮すれば通じる」となるが、易経(原典)には

「窮すれば則ち変じ、変ずれば則ち通ず」とある。

自治体再生について、窮しても”どう変ずるか”次第だとの指摘。

 

これは民間企業にとっても全く一緒。そして今の自分の心境にもまさにぴったり。

ピンチがチャンスとも言うが、そのピンチに如何に対応する(変じていく)かによって、その先の状況は全く異なる展開になるだろう。

この今窮している時を謀ったかのように、とてつもない案件や初歩的なミスや、そして職員自体の疲弊など、ありとあらゆる問題が発生してきた。逆に言えば起こるべくして起こっている問題に苛まれている状況と言えなくもない。

前回のブログに書いたように具体的にコンサル対象先の企業に仕掛け始めて2週間。心の安まる間もなくあっという間に過ぎ去ってしまった。寝付きも悪いし、体調も妙にすぐれない日々が続く・・・特に今は自分一人の問題を大きく超えて、今までにない多くの関係者が自分の周りにいる。今までのように自分一人の判断で動ければこんなに楽なことはない!と思うことも間々ある。なんで?それくらいやれないの?なんて思っても始まらないとわかっていても分かりたくないくらい怒りの衝動がわき起こる時もある。

窮すれば通じるような神頼みではなんの意味もない。

とにかく変じること。そしてそれは自分一人が変じるのではなく、周りの関係者をとにかく一人でも多く巻き込みながら変じること。このために如何に我慢しねばり強く働きかけなければならないのか、身に染みて感じる今日この頃である。

 

 


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損益責任を負うと言うこと

正月は色々と乱読した。

その中でとても印象深く残った一節があった。

それは高杉良の「辞表撤回」にあったこの一節だ。

これはこの小説の中で社長ヒアリングの中ででてきた一言として紹介されている。

『こんな不便なことがある。こんなものがあったらいいなと言うところまでは誰でも思いつく。しかし、その後それについていかに実現するかを考え、実行していくのが社長であり、そこがサラリーマンと違うところだ』

書生理論も大事だ。考えないよりも考えることがどれだけ重要かは論を待たない。しかし、現実の世界に生きていく中で、考えるだけからそこを一歩進めて実際に実現すべく努力することはもっともっと重要であり大事なことだと思う。

かの、ドラッカーも

情報→知識→行動《具体化》

につなげていくことがマネジメントの要諦だと特に説明している。

 

今年は行動の年である。

責任を負うと言うことは「行動」でしか果たすことは出来ない。

 

それがこの正月の間にずっと考えいていた結論である。

『いかに実現できるかを考え実行していくこと』


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