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天地自然の理に生きよう

そう言えば昨晩は久しぶりに泥のように眠ってしまった・・・
ここ最近赤子の影響も勿論あるが、何か夜は眠りが浅く、色々考えてしまう事が多かったが、なんと12時間近くも眠ってしまった。
昨日久しぶりに言った古本屋で船井幸雄の「上に立つ者の人間学」と言う本を買った。何となくコンサルタントの大家として著名な方だけにお名前だけは知っていたが、実際に本を手にしたのは初めてだ。
まだ全部読んだ訳ではないが、その中で船井さんが経営コンサルタントとして失敗しないコツについて書いてある部分があった。
それ曰わく下記4つの質問を行い、全てイエスかどうかで判断するとのこと。
1:「あなたはご相談されることを感情的に見て、やりたいのですか、やりたくないのですか」
2:「そのやりたいことに自信がおありになるのですか」
3:「それをやることで、あなたやあなたの部下の方が、ネアカになりますか?」
4:「万が一、失敗したときは、他人に迷惑をかけず、あなたの責任で終戦処理をなさいますね」
うーーん、これは素晴らしい質問だと思う。自分の思ったことを述べよう。
1:については、当たり前のようだが、実は結構奥深い質問だ。この中で”感情的に見て”がキーワードだと思う。よく”論理的”にはすべきことかもしれないが、”感情的”には出来ないことが間々ある・・・昨日のブログもそうだが、例え赤字部門でありそれを選択と集中の中で撤退すべきかもしれないがそれが創業時の部門であったならば、感情的にはどうなのだろうか?また逆に自分がこの会社に移ってみたいと考えたとき、論理的に見たら明日の心配が比較的小さい大きな会社に残っていた方が良いに違いないのだが、これはもう感情的に「何か試してみたい!」という自分の感情的な気持ち以外のなにものでもない。
2:についてもまさに正論。今も自信があるかと問われると無いが、でも絶対出来るという自信がある。とても自己矛盾していることが分かっているが、自分に自信がないことをやることは出来るはずがない。
3:これは少し意外な感じがするが、今を思えば当たり前なのかもしれない。別に自分のためにやるわけではない。単純な話大リストラし資本のしっかりした会社に提携打診でもしてしまえば、大きな意味では会社を救うことになるし、下手すればそのご自分も良いポジションについてハッピーなんてケースもあるかもしれない。しかしそのようなことでどれだけの関係者が”ネアカ”になるのだろうか?これが幸せとか楽になるとかと書いていないところがにくい。”ネアカ”になるには心の底からそして関係者全員がなんとなくうきうきする気持ちにならなければ、組織としてネアカになることはないと思う。つまりネアカになるような状況を作ると言うことはみんなが楽しめる”祭り”のような雰囲気を作ることであり、そこにはみんなの気持ちが一つになることが大前提であろう。そうしたことを考えているのかどうか突き詰められていると思う。
そして4:。これは一番重要な部分だ。そして自分が今までおざなりにしていた部分でもある。
今自分が経営コンサルタントとしての立場なのか経営者なのか分からないが、とにかくこの4:をどれだけ自分の腹に落とし込み、そして出来るだけの器量があるかどうかを試す場であることは間違いない。そしてこの本を手にする前にこのことを厳しく指摘してくれた人のことを思い出す。きっとこの厳しい指摘がまた自分にとってあらたな第一歩を踏み出すきっかけになっていることは間違いない。そしてさらにこの4:の重要性。
今一方で自分の中で4:をきちんと整理しつつ、もう一方で常に4:を想定して「如何に自分はあるべきか」を問い続けている。そしてそれこそが自分にとって今やりたいことなのだと思う。
最後にちょっと引用して終わりにしたい。
「なぜなら、この四つの質問は、人間にとってもっとも大事なこと、すなわち体質に合うことを勧め、合わないことは勧めないからである。自分に合うことをやるというのがもっとも天地自然の理にかなっているからなのだと言っておきたい。それを一つ一つ考えてみよう。」


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